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留学レポート

留学レポート ~アメリカ人のグループに突撃して~

アメリカ人のグループに突撃して

みなさん挑戦は好きですか?

私は昔から、やらないで後悔するよりは、やって失敗した方が何十倍もマシだ、をモットーにしてこれまで生きてきました。今回の1 年の留学で、その私のモットーは正しかったのだな、と確信しました。中1のときに、この留学機関で1ヶ月のホームステイを経験させていただきました。その頃英語は全くもって喋れませんでしたし(yes, no, 挨拶くらい)、日本人の仲良かった友達と参加した事もあり、ほとんど日本人の子といつも一緒にいました。帰ってからそれはもう大後悔です。そのとき、ああ、もっと挑戦してれば良かった、と、私のモットーが生まれました。まったく英語がしゃべれなかったのも悔しくて、猛特訓しました。1年半後にはyesとnoから英検2級までたどり着きました。英語を特訓しているなかで、また留学したいという気持ちが強くなり、1年のこの留学を決意しました。反省していたとはいえ、あのホームステイは人生を変える起点にはなりました。むしろ失敗したからこそ起点になったのだと思えもします。

留学の手続きにあたって、あなたにとって留学の目的はなんですか?という質問をしょっちゅう見かけました。英語力の向上のためというのもありましたが、私にとって、英語力は1番の目的ではありませんでした。私の目的は、自分自身を変えるため、でした。あの、たった1ヶ月、しかもお世辞にも真面目に取り組んだとはいえなかったあのホームステイでさえ、この人生を左右するきっかけになったのです。なので、1年の留学でどれほど自分が変化し成長できるか興味をもったのです。 だから、この1年、なんでも挑戦することを目的に生活してきました。アメリカでの学校初日、緊張してがくがくしていたのをいまでもはっきりと覚えています。迷子になるは、英語はまだちゃんと話せないは、部屋に帰ってのんびりしたいとか思いつつも、前のホームステイの失敗を思い出し、逃げちゃ駄目だ、と、ずっとにこにこして、目があった人にはみんなにHi!と挨拶していました。変な日本人って思われてもいいや、むしろ日本人ってシリアスなイメージがあるから、イメージ撤回してやろう、と半ば吹っ切れて、積極的にアメリカ人のグループに突撃していきました。また、全く走るのが苦手だったくせに、クロスカントリーという長距離走の部活にも参加しました。練習は辛かったとはいえ、その分得るもの、特に沢山の友人と出会えたのは留学においてとても役立ちました。今だからいえますが、やはりがんばりというものは報われるものです。様々な挑戦のおかげで、素敵な友達、生涯の友人になれる友人もつくれ、素敵なホストファミリーにもめぐまれ、本当に今が幸せです。

留学において、感謝することも挑戦と同じようにとても大切です。本当の我が子のように接してくれるホストファミリーに何かお礼がしたいと思い悩んでいたところ、私は絵を描くのが好きなのを思い出し、キャンバスと油絵の具を購入しホストファミ リーと旅行にいったときの写真を参考に、家族写真をかきました。1週間以上座りっ放しでかいていたので、腰が少しおかしくなりましたが、ホストファミリーはとても喜んでくれて、少しは日頃のお礼ができたとおもいます。今は家に飾ってあり、来客がくる度にお母さんが自慢しているので、くすぐったい気分です。

この留学は自分に、変化、自信、希望、愛、すべてを与えてくれました。外面はすこし横長になったくらいですが、様々な挑戦を乗り越え、内面の変化は目覚ましいものです。特に、これまでは将来自分はこうならなければならないという思い込みが強く、その上やりたい事も多く、気持ちの整理ができないでいました。しかし、 ホストファミリーや友人に絵を贈ると、皆とても喜んでくれ、友人達は、それはギフトなのだから、ちゃんと活かした方がいい、と応援してくれました。それらの経験をきっかけに、自分に正直に生きても良いのだと実感しました。人間、こうでなければいけない、どうゆう人間が優れている、なんていうのは全くなくて、自分の価値観にあわせて正直にいきることが大切なのだと思います。アメリカでの生活は 本当に自分に大きな自信を与えてくれました。それから今までは周りの目や、お金など、見える評価で物事を判断していた所がありました。しかし、この留学を通し、やりたい事はなんでもやろう、たとえどんなに細くて困難な道になろうとも、挑戦せずに簡単な道をいって後悔するより、自分の意志を貫いて生きるべきだと決心し、将来への希望をあたえてくれました。そしてなにより、ホストファミリーや大切なアメリカ人の友人達からの大きな愛を受け取りました。本当に自分は幸せ者です。

我が子のように扱ってくれたホストファミリー、生涯の仲になりたいとまで思える友人達、日本からいつでも応援してくれた家族や友人、自分に挑戦と成長と与えてくれるアメリカという国、そして、このような素敵な機会を与えて下さりサポートしてくださったUTREK、全てに心からの盛大な感謝と愛をこめてここに寄稿したいと思います。

吉川 久美さん(高2) ユタ州から

留学レポート ~Hello from Nebraska~

Hello from Nebraska

私が通っているOmaha North High School は生徒数2500人のかなり大きな学校です。選択科目もたくさんあって、クラスを選ぶときは迷ってしまいました。できるだけ日本で学べないものを取りたかったので、フランス語やライフタイム・スポーツなど初挑戦となるクラスを取りました。外国語の学び方は、日本の学校の英語とは違って、ゲームをしたり、話し言葉を中心に勉強します。9月には、Homecoming という学校のイベントがあり、その週は本当に賑やかでした。 1日ずつ違うテーマが設けられていて、パジャマデー、ファニー・ヘアーデー、ハワイアンデー、ツインデーなどがありました。パジャマデーには枕を持ってくる人、ファニー・ヘアーデーには、虹色の髪の人がいました。ツインデーは、ホストフレンドのRhonda と同じ格好をしました。最終日には、フォーマルダンスパーティーがあり、ホストマザーが前から準備をし、作ってくれた水色のドレスを着て参加しました。

私の学校は、いろいろな肌の色の生徒がいます。だから、「人種のるつぼ」と言われるアメリカを縮小した様な学校だと思います。授業は確かに最初は大変だったけれど、今は少しずつわかるようになってきました。授業中は、積極的に手をあげて発言する友達を見て、自己主張の大切さや多少辛いことがあっても、前向きに考え、笑顔でいることの重要さがわかりました。それに私には、いつも助けてくれるホストファミリーという大きな存在があります。宿題が大変な時は、いつも手伝ってくれたり、アメリカの歴史や文化を教えてくれたりと、私を本当に家族の一員として扱ってくれます。彼女たちに感謝すると同時に、このようなチャンスをくれた日本の両親にも「ありがとう」と言いたいです。始まったばかりの留学生活ですが、これからも全力で「日本の代表」としてがんばります。

萩谷 葉子さん(高2) ネブラスカ州から

留学レポート ~高2のチャレンジ~

高2のチャレンジ

アリゾナに着いたその日から、もう5ヶ月が経ちました。私がいるダンカンは小さな町で、学校も200人くらいの生徒数です。学校が始まって最初の1週間ぐらいはとても緊張していました。たった5分の休憩で次のクラスルームに移動しなくてはいけません。勉強も楽ではありませんが、今一番興味があるクラスは、スペイン語です。これは、他のアメリカ人のクラスメートにとっても母国語ではないので、私と同じ立場だと思って取りました。日本の英語の授業と違って、書くことよりも聞いたり話すことに重点が置かれていて楽しいです。

放課後は、日本でいう部活を、何かやりたいと思いました。そして、ホストファミリーのすすめで、チアリーダーをやることにしました。といっても、すぐになれるわけではなく、「トライアウト」とよばれる技能テストがありました。今までで一番緊張しましたが、無事に受かりました。練習が始まって、人前で大きな声を出して踊る他のチアリーダーを見ていて、一人で恥ずかしがっている自分がとても小さな人間に思えました。昔は人前で何かをすると、恥ずかしい思いでいっぱいでしたが、今、チアリーダーをやっている自分がすごいと思います。チアリーダーは、みんなを引っ張って場を盛り上げることが仕事です。今それがとても楽しいです。先生も一緒に楽しんでいるところが、すごく好きです。先生と生徒は、日本の学校のような関係ではなく、相手が先生でも自分の意見をきちんと言うし、先生も先生だから正しいのではなく、ちゃんと納得するまで私達に説明してくれます。

秋に、学校のダンスパーティーで「ハ-ベスト・ボール」があり、今年度のクイーンに選ばれました。びっくりして何が起きているのか最初はわからなく、友達に聞いたら「みんなに好かれているってことだよ」と言われました。でも全て、ホストファミリーや友達のおかげです。みんなが私を大きな人間にしてくれているのだと思います。今までやったことのないことに誘ってくれたり、私が間違った英語を話した時は、きちんと直してくれます。年が明けていよいよ留学生活も後半に入りましたが、どれほどの事をこれから学べるか、楽しみです。

中川 みゆさん(高2) アリゾナ州から

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