ホームステイ交流

ホームステイとキャンプについて

ホームステイについて

受入家庭はどのように選ばれますか?

日本から送付する参加者調査票（PIS : Personal Information Sheet）に合わせてあなたの滞在州が決定し、各受入責任機関の厳しい審査を経て、みなさんの受入家庭が選ばれます。
各家庭には同性で同年代の子供がいます。＜＊1＞
受入家庭との引き合わせ作業（マッチング）では、互いの趣味、興味のあることなどができるだけ共通するように考慮されます。
どの受入家庭も日本について関心が高く、自分たちもこの交流を通して学びたいという意欲のある方たちで、100％ボランティアです。
みなさんはお客様ではなく本当の家族の一員として温かく迎えられます。
なお、日本の子供を受入れるに当たって、受入家庭に対して各本部から安全管理、生活プログラムなどについてのオリエンテーション（研修会）が徹底して行われています。

＊1　同年代の年齢幅は、2.5～4才になることもあります。

受入家庭はいつ分かるのでしょうか?

受入家庭の決定通知は、受入家庭調査票（HFIS : Host Family Information Sheet）として、出発1カ月から1週間前には各受入本部から送られてきますので、向こうの家庭の様子、家族構成や趣味などが良くわかります。＜＊2＞出発までに手紙やメールを送って、あなたのこと、家族や学校のことなどを知らせてあげてください。

＊2　受入機関の事務作業の都合や受入家庭の急な病気などで多少遅れることもあります。

1家庭に何人入るのでしょうか?

1家庭に1人ずつのホームステイを原則としています。
それは誰の助けも借りずに1人で外国の新しいファミリーへ飛び込んでいく中から"自分でもできる"という強い自信をはじめ、多くのことが得られるからです。もし複数の日本人の仲間がいたら、いつも自分たちだけで固まってしまい、向こうの生活を精いっぱい体験することなく、また理解もできないまま大切な日々が終わってしまうことになります。

滞在中はどんな生活をするのですか?

ホームステイ中は、アメリカのありのままの家庭生活を体験します。時には、受入本部が主催する、地域のいろいろな行事にも参加します。有名な4-Hカウンティフェア（品評会とお祭り）やピクニックなど、また、スポーツ、音楽の集い、教会、そしてファミリーリユニオンや結婚式にも参加する機会があるかもしれません。ホームステイを本当に実りあるものにするためには、笑顔と、心を開いて何にでも積極的に取り組むことが一番大切と多くの参加者たちがアドバイスを残しています。例えば、芝刈りや動物の世話など、ファミリーのメンバーとしての役割を進んで果たしたり、日本料理のパーティーや、日本の遊びなどを紹介するのも喜ばれるでしょう。ホームステイ中、ファミリーの人たちはもちろん、その親戚、友達、町の人々との出会いもあり、温かい歓迎を受け多くの友人を作ることと思います。海の向こうのアメリカにもうひとつの家族を持って生活していく素晴らしさは、これからの人生の中で何ものにも代えがたい宝物になることでしょう。

どの程度の英語力が必要ですか?

英語ができるに越したことはありませんが、ホームステイがうまくいくかどうかは、はっきり言って英語力の問題ではありません。心を通わした相手と、もっと色々なことを知りたい、伝えたいという気持ちの高まりから、辞書を片手にジェスチャーを使い、お互いに努力する中で驚くほどのコミュニケーションをとることができるのです。
「家族の人たちは、ゆっくりと何度も繰り返し、時には絵で説明したりして話しかけてくれたので、だんだん言っていることが分かるようになってきた」と参加した若者たちは語っています。日常使われない英語を机の上で学ぶのではなく、言葉がその生活の中で生きているのでみんな自然に習得しているのです。
年齢の低い人たちほど失敗を恐れずに、積極的になるので早く上達するようです。ファミリーとの出会いは、語りたい相手が実際にできたということで、英語を学び続ける真の動機づけになっています。

キャンプについて

キャンプはホームステイと共にこの国際交流の2本の柱となるものです。
このキャンプ期間中にカルチャーショックが緩和され、生活や言葉にも慣れてホームステイへの移行がスムーズに行われます。雄大な北米大陸の中でアメリカの若者たちと一緒のキャンプ生活は本当に楽しい日々になることでしょう。キャンプ中たくさんの友達ができ、交流の輪が広がります。
日本で体験できないような乗馬、カヌー、アーチェリーなどさまざまなアウトドアスポーツに挑戦する中で、フロンティア（開拓者）精神やアメリカの人々の自然に対する考え方などを学びます。力いっぱいのチャレンジによって自分の新たな可能性を見出します。またキャンプ中にはジャパンタイムといって、日本文化や日本の遊びを紹介するプログラムもあります。
キャンプ中はキャビンやロッジなどに泊まります。キャンプ地は、滞在州によって決まり、プログラムの内容も異なりますが、どのキャンプも素晴らしいロケーションに恵まれ、古い伝統と特色を誇っています。